原点は村外の高校を卒業する時でした。卒業後は陸上自衛隊で4年間務め、帰郷したのは村内の森林組合に採用が決まった22の時。
その後結婚し、4人の子どもに恵まれた2013年、20年務めた森林組合を早期退職し、林業の道で個人事業主になることを決断しました。
「自分の子どもたちが戻ってきたとき、働ける場所をつくりたかった」という気持ちが強くあり、帰郷する若者を積極的に勧誘していきました。
林業の「3K」イメージ払拭のため、連休や週休を増やし、給与も「役場職員の同世代」水準に引き上げました。徐々に「入社したい」という若者が現れ、現在の従業員数はパートも含め14名。うち6人が20、30代です。
将来、技術を身に付けた社員が独立し、それぞれが雇用の受け皿になってくれたらいいなと思っています。
代表取締役尾前 慎二